- 格好いい音が作れる歪みエフェクターがほしい
- 個性的で実用的なディストーションを教えて!
- RAT2を実際に使っている人の詳しいレビューが見たい
RAT2はディストーションやファズの音作りがしたいギタリストにうってつけのエフェクター。多くの人に好まれる音色から、個性的な音色も対応できるので、ロックやポップス、ハードロックまで幅広いジャンルで使用できます。
僕はエレキギター歴20年以上。RAT2は7年間使い続けています。
本記事では、RAT2について7年間使用した経験から感じたメリットとデメリットを紹介。また、おすすめの設定方法についても解説していきます。
是非ご覧になってください。
RAT2ってどんなエフェクター?
PROCO社のRAT2は、ディストーションとファズの2つの効果を組み合わせたエフェクターです。ディストーションは音を強く歪ませ、ファズは特有のファジーな音を生み出します。RAT2はこれらの効果を組み合わせることで、パンチのあるロックサウンドや暖かみのあるブルーストーンを実現します。
RATの歴史は長く、初代”RAT”は1986年に発売開始されており、ジェフ・ベックが使用していたことをきっかけに世界中で大ブレークを果たしました。その後改良を重ね、1993年に現行品の”RAT2”が発売され今に至ります。
RAT2を使用しているアーティスト
RAT2を愛用しているアーティストは以下のような方々です。
- ジェフ・ベック
- ノエル・ギャラガー
- 布袋寅泰(BOOWY時代)
- 桜井和寿
- etc.
数多くの有名アーティストがRAT2を愛用しています。彼らがRAT2を愛用する理由は、弾いていて気持ちの良くなる音や独特な音色が手軽に出せるからだと考えられます。
3つのメリット
RAT2の魅力的なメリットを3つ紹介します。
・プレイヤーに優しい簡単な操作性
・ロックやブルースなど幅広いジャンルに適応
・頑丈で耐久性が高いので何年でも使っていける
プレイヤーに優しい簡単な操作性
RAT2はシンプルなノブ操作でサウンドを調整できます。ゲインノブを回すことで歪みの強さをコントロールし、フィルターノブを使ってトーン(高音、低音の強調)を調整することができます。
操作が簡単なので初心者でも迷わずに使えます。
ロックやブルースなど幅広いジャンルに適応
RAT2は、ロック、ブルース、ハードロック、オルタナティブなどさまざまなジャンルに対応しています。ノブの調整次第で、繊細なフレーズからハードなリフまで幅広い表現が可能です。
自分の好きなジャンルに合わせて自由にカスタマイズできるため、使う人を選びません。
頑丈で耐久性が高いので何年でも使っていける
RAT2は頑丈に作られており、長期間の使用にも耐えます。普段の練習やステージ上で荒々しく扱っても壊れることがない頼りになるエフェクターです。
僕は中古でRAT2を購入しそこから7年使っていますが、全く壊れていません。
2つのデメリット
正直、RAT2には考慮すべきデメリットもあります。
・歪ませすぎると音が潰れる
・ノイズに対応が必要
歪ませすぎると音が潰れる
RAT2は弱い歪みから強い歪みまで対応していますが、歪みを強くかけると音が潰れていく傾向にあります。ファズの音色を求める人には最適な音となる場合もありますが、ヘビーメタルのギターのように綺麗なディストーションが好みな方には向いていないと思います。
ノイズに対応が必要
ディストーションとファズのエフェクトは、強く歪ませた時にノイズが発生することがあります。ノイズが気になる場合はノイズを抑える別のエフェクター(ノイズゲート)を併用したり、ゲインの調整を行ったりすることでノイズを最小限に抑えましょう。
おすすめの設定方法
RAT2を最大限に活用するための設定方法を紹介します。
クリーンなオーバードライブ
RAT2といえばゴリゴリのディストーションのイメージがありますが、ゲインを控えめにしフィルターを中程度に上げていくことで、オーバードライブ効果を得ることができます。この設定はギターのクリーンな音に少しの歪みを加えたサウンドで、幅広いジャンルの演奏に向いています。
ヘヴィなディストーション
ゲインを強めにし、フィルターを弱めにかけることでヘヴィで攻撃的なディストーションを得ることができます。この設定は、ロックやハードロックなどで力強い演奏をしたい時におすすめです。
まとめ
PROCO社のRAT2はディストーションとファズの魅力をひとつにまとめた優れたエフェクターです。シンプルな操作性と幅広いジャンルに対応したサウンドが魅力的ですが、ノイズには注意が必要です。
適切な設定方法を見つけて、あなたのギターサウンドの新たな可能性を広げてみてください。
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