- 歪み系エフェクターのおすすめが知りたい
- ブルースドライバーを実際に使った人のレビューが見たい
- ブルースドライバーを購入したが設定方法がわからない
結論からいうとブルースドライバーは万能で良音の歪みエフェクターです。値段も手頃(約12,000円)で初心者から上級者まで全員にオススメできる、一家に一台用意したいエフェクターペダルと言えます。
僕はエレキギター歴20年以上、ブルースドライバーは18年使っていますが、常にスタメンで使い続けているほどお気に入り。
この18年間の経験を踏まえ、ブルースドライバーのメリット・デメリット、オススメの設定方法を解説します。
歪み系のエフェクターペダルを探している人、ブルースドライバーを気になっている人に向けてわかりやすく書いていきますので、ぜひ最後までご覧ください。
ブルースドライバー(BD-2)ってどんなエフェクター?
ブルースドライバー(BD-2)は、BOSS社が製造しているオーバードライブエフェクター。数々ある歪み系エフェクターの中でも特に人気があります。
濃い青色の見た目が特徴的です。
主にエレキギターに使用され、ロックやブルース、ファンク、ジャズなど様々なジャンルで活躍します。BD-2はクリーンな音をベースに自然な歪みを加えることで、音色に深みと表情を与えます。
ブルースドライバーを使用するアーティスト
ブルースドライバーを愛用しているアーティストは以下のような方々です。
- 岸田繁(くるり)
- ケヴィン・パーカー
- ジョン・メイヤー
- 田渕ひさ子
- トム・モレロ
- ビリー・ジョー・アームストロング
- 橋本絵莉子(チャットモンチー)
- 藤原基央(BUMP OF CHICKEN)
- ポール・ウェラー
- 増川弘明(BUMP OF CHICKEN)
- 山口一郎(サカナクション)
- ラリー・カールトン
- etc.
ほんの一部ですが、名だたる音楽家たちが使用していることがわかります。
僕は元ナンバーガールの田淵ひさ子さんやくるりの岸田繁さんが大好きで、その影響でBD-2を入手することを決意。
2つのメリット
自然なオーバードライブ効果
BD-2の最大のメリットは、自然なオーバードライブ効果(歪み)がかかることです。オーバードライブは、歪みをかけることで音に太さやパンチを与えるエフェクトですが、BD-2は過度に歪ませず、楽器の本来の音色を尊重したまま加工します。
これにより、演奏者のテクニックや奏法を活かしながら、繊細なニュアンスを表現できます。
この特性を活かして、”ピッキングを弱くしたらクリーントーン”、逆に”強く弾いたら歪む”というような設定も可能。
好みの音にトーン調整できる
BD-2にはトーンノブが装備されており、これを利用してエフェクトの高音、低音を調整できます。トーンノブを時計回りに回すと高音域が強調され、逆に反時計回りに回すと低音域寄りの音になります。
これによって、音の個性を引き立たせることができます。音抜けの良い音色が好きなら高音域を強調させるなど個人の好みで色々なセッティングを試してみましょう。
トーンノブを使えば幅広い音域を強調させることができるため、初心者でも自分好みのサウンドを手軽に作り出せるのが魅力です。
2つのデメリット
強い歪みには対応できない
BD-2はあくまで自然なオーバードライブを表現するエフェクターであるため、強い歪みを求めるヘヴィメタルやハードロックなどのジャンルには向いていません。高ゲイン時にはノイズが増えたり、悪い音になってしまう可能性があります。
これらのジャンルを演奏したい場合は、より適したディストーションペダルなどを別途購入する必要があります。
使う人が多すぎる問題
様々なアーティストが使用していることを前述しましたが、BD-2は超メジャーなエフェクターのため、多くのギタリストが使用しています。
そのため、いろいろな場面で人とかぶってしまうことがあります。僕も今やっているバンドや昔やっていたバンドのメンバーとBD-2がかぶっていました。
【セッティング】各つまみのオススメ設定方法
BD-2についている各つまみについて、オススメ設定方法を具体的に説明します。
ゲイン(GAIN)
BD-2のゲインノブは、左側が最低値で右側が最大値です。まずはノブを12時(真ん中)の位置に設定して弾いてみましょう。
この設定では、比較的強めのオーバードライブが得られます。真ん中を基準に自分の好みに合わせて、少しずつ上げ下げしてみてください。
僕は普段ゲインを9時〜10時くらいに設定しています。これくらいに設定しておくことでクリーンな音から歪んだ音までピッキングのニュアンスで表現することができます。
トーン(TONE)
BD-2のトーンノブは、左側が低域で右側が高域です。初めはトーンノブを12時の位置に設定します。この設定ではベース(低音)の音が損なわれず、中高音域が程よく引き立ちます。
楽器やアンプの特性によって差がありますので、少しずつトーンノブを回しながら自分の好みのサウンドを見つけてください。
レベル(LEVEL)
レベルノブを使ってエフェクトの音量を調整します。エフェクトが強すぎると他の楽器やボーカルとバランスが取りにくくなるため、アンプの音量とのバランスを考慮しながら調整してください。
BD-2をオンにしてもオフにしても、音量に大きな変化が起きないように調整することが重要です。
まとめ
BOSSのブルースドライバー(BD-2)は、自然なオーバードライブ効果とトーン調整機能が特長のエフェクターです。初心者でも扱いやすく、演奏スタイルや音楽のジャンルに合わせて自在にカスタマイズできるのが魅力です。
ただし、高ゲインを求めるジャンルでは向いていないため、そのような音楽を演奏する場合は他のエフェクターやペダルを検討することが必要。また、非常に人気なエフェクターのため、いろんな場面で人とかぶってしまうことも覚悟しましょう。
自分の楽器や演奏スタイルに合わせて最適な設定でブルースドライバーを使いこなし、より音楽を楽しんでください。
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